この夏、ジャズベースタイプを1本組みました。
事の始まりは、東海楽器の直販Webサイトを見つけたこと。
その中で、ジャズベのボディ(新品研磨上がり)が1つ残っていて。
で、2017年8月、Tokai AJB Ash Bodyを発注。
25,000円(税込み)でブリッジ穴も加工済みで。
アースの穴とかのNC加工のパターン的に、aimokuの加工とほぼ同じです。1弦側デタッチャブル横のこぶっぽいのとか、PUの配線用に深く掘ってるところ、あるいはブリッジのアースのドリル用のくぼみなど、NC加工は似た感じ。ただしaimoku加工ではサンディングが未処理ですがTokaiはきれいにサンディング済み。未処理のコンター部分のサンディングは大変なので、aimokuで買うよりは高いですがすぐ塗装に入れるので楽。本当はアルダーで欲しかったんだけど、アッシュで割と安かったのでまあいいかーと。
この時点は特に何も作戦は無く、ただ単に(半分話のネタ的に)買ってみただけ。 ボディ到着後、しばらく撫でて眺めて愛でて。
たしか9月か10月頃。
せっかく買ったんだから塗装を、ということでXOTICのオイルジェルを塗った。
導管が埋まらない・・・。導管だけ重点的に塗ってみたがやっぱダメ。
下地処理してなかったもんねー
まぁそれも味かー、と自分に言い聞かせて、4,5回重ね塗り(つまり極薄)で軽く水研ぎして仕上げ。
その後、段ボール箱に入れて放置。
2018年、4月から色々ベースをいじってることが多くなった上に、6月の出張中ベースに触れないうっぶんがたまり、帰宅後ついに勢いで7月にアトランシアにネックを発注。
ヤマ楽器は少々高い、ギターワークスは・・・どうなんだろ?アトランシアは木部狂いの保証があるのと他のブログでいいよ~的なことを読んだので。
購入前にフレット種類を替えたりとかできないか聞いたが駄目だった。そりゃ大量生産してたら替えるの大変だよねぇ。
ABALONE“ FHB NECK ” JB NECK END 20F ROSE 指板: 商品番号 PS-020

ネック代19,500円+ヘッド加工6,000円で合計25,500円。
ネックはすぐきました。
指板のローズは色も黒く、良い感じのもの。
ネック材もやたら固いハードメイプル。
ネック厚みは1Fで22.5mm 12Fで24.5mmの極太ネック。自分で削って細くしても良いけど、太めが良かったのでこれ幸いとそのままで。
この固いメイプルのヘッドを加工?無理無理!頼んでよかったですwww
これもXOTICのオイルジェルを5回ほど布でこすって塗って乾燥後水研ぎして終了。
ネック自体としては。
材がやったら固いので、ロッドの効きは今一つ。ロッド調整でいうことを聞くのは1~6フレットくらい。もう逆に6フレット以上は木が固すぎて動く気がしない。その上十字のロッド端なので調整時に余計固く感じるwww
なお、このアトランシアネックはフレットの端の処理はしていないので、自分で鑢で仕上げるしかない。
マスキングテープ張って、と少し面倒な作業。
G弦側1フレットから最終フレットへ、折り返してE弦最終フレットから1フレットへ、と鑢で端を丸めていくが、不慣れなので最初はやたら時間がかかる上に削りすぎてた。途中で飽きてきて、端、端、真ん中と3回ずつ当てると指にも引っかからない最低限の処理にはなるので、こんなもんでいいかーと。
指板のエッジも立っている。これは木材の角なので自分としてはそんなに気にならない。
握り込むスタイルなら気になって丸めるんだろうなあ。でもあえてそのまま。このエッジがかっちりしてる感を主張すると信じてwww
どうせ自分用、自分が困らなければなんでもOK。
このネックの固いメイプルの材質に苦労したのが
・ペグ穴が微妙に小さい+材が固いのでブッシュが入らない
→リーマーで広げてクランプで圧入して事なきを得る

・ドリルの下穴がmmサイズのビットで開けた穴では小さすぎた
→ペグ固定のネジを1本ねじ切ることに・・・。
組みあがった後の後日、折れたネジを摘出し、埋めなおしてから再度穴あけ実施。
さて、木材以外の部品など。
一式サウンドハウスで手配。(在庫があったものを除く)
金額が意外に大きくなったので発注もやけくそ気味。
| ペグ | GOTOH | GB2-L4Nickel |
| テンションピン | GOTOH | RB30 Chrome |
| ナット | 在庫利用 | |
| ネックプレート | GOTOH | NBS-3 Chrome |
| ジョイントねじ |
| ピックガード | Fender | ClassicJazz 11Hole3PlyBlack |
| ピックガードネジ | Scud | TS-01NH |
| コントロールプレート | MONTREUX | JB Inch control plate CR |
| コントロールプレートネジ | Scud | TS-01NH |
| ボリューム | MONTREUX | JB wiring kit |
| トーン/wコンデンサ |
| ジャック |
| つまみ | SCUD | MKC-18I |
| ブリッジ | 在庫利用 | |
| アース線 | 在庫利用 | |
| ストラップピン | JIM DUNLOP | SLS1031N |
| ピックアップ:フロント | Fender | Custom Shop '60s Jazz Bass Pickup Set |
| ピックアップ:リア |
アースラグセット | MONTREUX | Lug Set |
ボディネックも入れて総額86,000円あまり。たけー(TT)
PUはダンカンのウエザーリポート(の直輸入)にするか、フォデラで有名なエアロにするか悩んだ末、あまりの予算オーバーに耐え切れず。
ダンカンのAntiquety(だっけか)にするのも考えたがこれも微妙にお高い。
とりあえずはスタンダードなものにして後から交換することにしよう、と思い立って結局フェンダーのカスタムショップに。
そんなに高くないしー。
ピックガードは当初付けるつもりではなかった。コントロールプレートの位置決めの為だけに購入したが、木の地色に黒色は良く似合うわけで・・・。色白なおねーさまに黒いドレスはかっこいいのと同じ理論?かもしれん。
後は組むだけなので普通に組み立て。
ちなみに回路は部品で来たので自分ではんだ付け。オレンジドロップですな。
以前買ったフリーダムカスタムギターの導電塗料が残っていたので、念入りにPUキャビティと回路キャビティに塗ったくった。
ガイアノーツのイージーペインターのスペアボトルが車用塗料のタッチアップ容器っぽいのだが、そこに導電塗料を移し替えた。筆付きなので塗りやすい!めちゃ便利。
ドリルは相変わらずmm規格のドリルビットを使用。これはスチュマクで買ったギター用ドリルビットが行方不明な為。
全て組みあがってから無事発見。(おせーよ!)
アッシュのボディにあける穴はmmのビットでも良いが、ネックにあける穴はちゃんとそれ用のビットで開けた方が、あとでネジの硬さに苦しまなくてよろしい。
というのもmmのドリルなら、1.5mm, 2.0mm, 2.5mm, 3mm という0.5mm刻みになるけど、実際にギター用とかで使われてるのはインチのものが多く、1.78mm, 2.39mm, 2.77mm なんていうものが出てくるわけです。
柔らかい木なら0.2mmの違いは力業でなんとか行けますが、ハードメイプル相手に0.2mm違いは無謀。めちゃ固くなるわけで、ネジが負けて折れるか、ドライバの十字をなめるか・・・。
スチュマクでDepth-stop Drill Bits、5000円くらい。自分で組むならホームセンタで似たサイズでもいいから買っとけですwww買って行方不明にして使わないのは私くらいだろうなあ(TT)
なお、ドリルの後ろには水準器を張り付けている。これで垂直な穴も何とかなるのであった。
ナットはSCUDのジャズベース用を島村楽器で買ってたので、それを使用。
紙やすりで削って整形してインストール。なお、溝の底は指板表面と同じRですので、指板に紙やすりおいてがしかし底面を削るわけです。指痛い。実際にはペグを付ける前の工程ですな。
スチュマクで買ったナットファイルで溝を掘ったが、あまりにナットファイルの形状が悪い(四角に掘れる)ので、そこそこの深さにして、微調整はあとでPLEKに出してそこでやってもらうことにした。
・・・が。
ナットの溝の間隔が不揃いだったがそのままPLEKに出してしまった。
そして当然その不揃いのまま帰ってきた!www
リメイクしてもらえばよかった・・・。画像はPLEK前。
弦はいつもの頑固弦ライト。
頑固弦ライトはアウターが他メーカーのものより太い線なのでよく曲がる→ブライトな音、ということのようだ。
結局PLEK代も入れて、ほぼ10万円で完成となりました。
なぜかローズ指板+アッシュボディ+黒ピックガードってあんまりないよね。
画像は組みあがり直後のPLEK前。
このベースの組む上のテーマは。
・極薄塗装は良く鳴るベースになるのか?
・ネックは太い方が丈夫だよねー。
・だけどめちゃスタンダードな構成のパッシブ
というあたり。
肝心の音は、たぶん普通・・・かなあ?
普通のジャズベよりはエッジがある音のような気もしないでもないが単にカスタムショップのPUのせいかもしれなくてよくわからない。
総合的に音は悪くはないと思います・・・。
別に音聞いてていら立たないしwww当然だけど。
(ひどい合板ベースとかは音聞いててイラっと来るんですよ)
ネックが太い→低音が強い。
極薄塗装→ボディとネックがよく鳴る
割とスタンダードなパーツ(ブリッジはGOTOの201タイプ)
というところを狙ったわけですが違いはよくわかりません。
今はボディの方が共振しやすいようで、ネックは鳴ってる感じは薄いですが、しばらく使ってると大化けしそうな雰囲気もあります。
まとめ。
ほぼ10万円、掛かったわけですが、音だけで考えれば有名メーカー製の中古10万円ののベースを買った方が幸せになれるかもしれない。SadowskyとかMoonとか・・・。中古で10万チョイからあるよねー。
自分で作ると案外高くつく結果となりました。
aimokuでウォルナットのボディ作って、などの何かこだわりの点がないならメーカー製かっとけ!という話かもしれません。
5弦なら自分で作る意味はありそうですが、5弦を作るなら材はWORMOTH限定に、となると一挙に値段が上がる→国産のそこそこな新品が良い感じにかえてしまうーという落ちになりそうです。
一度試算したら18万とか・・・ありえん。
余談な使用工具
スケール、ノギス、クランプ、電動ドリル、ドリルビット(1.5~4mm)、はんだごて、ナット用鑢セット、対水紙やすり(番数色々)、リーマー。あと塗装塗布の為の布(というかキムワイプでやった)